妊娠中の方のだいたい3人にひとり、もしくは4人にひとり位の方が妊娠中の出血を感じていらっしゃる様です。
今回はその妊娠中の出血について、妊娠月経や着床出血以外の主な原因や症例について例を挙げてお話してみたいと思います。
・子宮外妊娠
子宮内膜以外に受精卵が根をはる症状のこと。出血量は少ないがその出血は一定期間ごとに継続して見られることが多い。激しい腹痛を伴います。
・絨毛膜下血腫
妊娠初期に多く発生し、妊娠4か月から5か月ころまでその症状がみられる。子宮壁から胎盤がはがれたものが出血となる。
・子宮頚管ポリープ
子宮内に出来る米粒ほどのいぼ。このいぼに触れたり刺激を与えると出血する。発見されても悪性ではないのでそのまま取り除かないケースも多い。
・膣びらん
子宮内の粘膜がめくれてただれてしまった症状。激しい運動や性交の後、内診を受けた後などに出血が起こりやすい。普段の生活でも起こることがある。
・前置胎盤
通常は子宮上部にある胎盤が子宮口に位置する症状。子宮が大きくなるにつれ胎盤も上に上がっていきますのでこの時期の前置胎盤は問題はない。
・常位胎盤早期剥離
正常位置に付着している胎盤が妊娠中にはがれてしまう症状。万が一、胎盤がはがれる面積が広がり過ぎてしまうと出血量が増えてしまい危険な状態になることも。
実際のところ、妊娠中の出血に関してはそれほど心配する必要がないケースがほとんどです。ですが、上記の「常位胎盤早期剥離」等の様に、その進行具合によっては危険な症状となってしまうこともありますので、出来るだけ医者に相談できるよう心がけてほしいと思います。
